Fri.
05/09/2008
打たれしに
打たれしにこだはり夜半(よは)を目ざめつつ冷えて流るる涙を拭かず
紅ひきて少しは心和みたり眠り足らはずたゆき朝に
わが貌(かほ)の如何に老けしか過ぎし日に親しき人はふりむかざりき
打たれしに、との言葉を選んではいますが、実際には父に殴られた母でした。
母が菊作りの先生か菊作り仲間(男性)と楽しくお喋りをしていたからとかいう
あまりにも馬鹿げた理由からでした。
今でもあの時の青く腫れた母の顔を思い出すと、可哀想でなりません。
父が生きていたなら、私がこの歌を掲載することに大反対したでしょうが、
その父も亡くなり4年が経ちます。母が36歳の時の作品です。
ひとときの平安にして目覚むればかへる悲しみ抱きて眠る
眠れずに明けし一日は目つむれば暗きに沈む心地に耐ふる
今日は悲しい歌ばかりを集めました。
これはそれぞれ、母が37歳と46歳の時の作品です。
どんなつらい出来事が他にもあったのか、私にはもうわかりません。

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