Mon.
10/06/2008
ふるさとを恋ふ日もあらむ
Thu.
10/02/2008
庭隅に萩一株を
久しぶりに歌集の始めのほうのページをめくっていたら、
10月というのに蛍の歌を見つけました。
以下の三句、本の中でもこの順に並んでいます。
蛍ひとつ眺めてあれば街灯の明りに紛れ見失ひたり
たまさかに夫(つま)のをらねば常の夜は開けをく窓も閉してねむる
庭隅に萩一株を植ゑてより夜になれば葉を閉づと知りたり

写真は季節の花300さんからお借りしています。ありがとうございます。
母35歳の時の作品です。



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10月というのに蛍の歌を見つけました。
以下の三句、本の中でもこの順に並んでいます。
蛍ひとつ眺めてあれば街灯の明りに紛れ見失ひたり
たまさかに夫(つま)のをらねば常の夜は開けをく窓も閉してねむる
庭隅に萩一株を植ゑてより夜になれば葉を閉づと知りたり

写真は季節の花300さんからお借りしています。ありがとうございます。
母35歳の時の作品です。


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Wed.
10/01/2008
夕光に
Fri.
09/26/2008
稲刈りの最中の一日
たわわにも稗(ひえ)の実りてわが小田は怠(おこた)りし除草あらはとなりぬ
稗抜くと分け入る稲田刈り取りに未(ま)だ間のありて蝗(いなご)飛び交ふ
有り余る米とはいへど地干し稲まとめし後の落穂を拾ふ
稲刈りの最中(さなか)の一日(ひとひ)荒れし手をいたはりこもる雨止まざれば
台風の名残りの雨に倒れ伏す稲田にあまた雀群れゐる
実の入らぬ稲刈り捨つる北国のニュース切なし吾も農なれば
慟哭のごと聞こえをり実の入らぬ稲刈り捨つる機械の音は
穂の出でし稲刈り捨てて収穫を減らさむとする不可思議な世ぞ
稲を刈る小田より見えて列長く遠足の子ら坂登り行く
幾日もかかりて手刈りせし稲をコンバイン来て一日に終ふ
稲刈りて日に干す作業幾日も続けし若き日は懐かしき
稲刈りの歌をまとめてみました。
母32〜58歳の間の作品です(昭和45年〜平成8年)。


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Tue.
09/23/2008
チューリップが咲いていたねと
Tue.
09/23/2008
晴天の幾日続けば
Sat.
09/20/2008
葉裏返せり疲れたるごと
Fri.
09/19/2008
山の端に
Tue.
09/16/2008
伸ばす手の先
Tue.
09/16/2008
雨降れば
Mon.
09/15/2008
稲刈るに少し間のあり
Mon.
09/15/2008
中秋の名月待てる縁側に
Sun.
09/14/2008
会ひても言葉かはすことなし
Sat.
09/13/2008
色優しきに近づけば
葛(くず)の花色優しきに近付けば地を這ふ蔓(つる)はロープの如し

写真は季節の花300さんからお借りしています。ありがとうございます。
母58歳の時の作品です。


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Sat.
09/13/2008
すいすいと
すいすいと韮(にら)は茎立ち花咲きぬ晩夏の雨の過ぎし畑に

写真は季節の花300さんからお借りしています。ありがとうございます。
母が58歳の時の作品です。


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Fri.
09/12/2008
今日漸くに降る雨をみつ
Fri.
09/12/2008
かたむきし稲穂の上に
Thu.
09/11/2008
芋の葉に溜まりし露で
秋蒔きの種子買ひ揃へ畑打ちて炎暑しづむる雨来るを待つ
野沢菜を間引き終りて芋の葉に溜まりし露で指先洗ふ

写真はたんとの四季折々写真俳句さんからお借りしています。ありがとうございます。
母が50歳の時の作品です。
里芋の葉に溜まりては落つる雨囀(さへず)りのごと畑に音たつ

写真は季節の花300さんからお借りしています。ありがとうございます。
母が55歳の時の作品です。

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Mon.
09/08/2008
季節移ろふ狭間に居りぬ
Thu.
09/04/2008
あのねおばあちゃん!
Tue.
09/02/2008
立秋の
Tue.
09/02/2008
夫もわれも
Sun.
08/31/2008
「下山事件」夏幾十度
新聞を読みそめし頃の記憶なる「下山事件」夏幾十度
母が55歳の時の作品です。
「下山事件」を、インターネットで調べてみました。
(以下の文章は、主としてウィキペディアからの抜粋です。)
「下山事件」
1949年(昭和24年)7月5日朝、日本国有鉄道初代総裁・下山定則(しもやま さだのり)氏が、出勤途中に三越日本橋本店で失踪、翌日未明に常磐線綾瀬駅付近で轢断死体となって発見された事件。
戦後史最大の謎と呼ばれている。同事件から1ヵ月あまりの間に立て続けに発生した「三鷹事件」、「松川事件」と合わせて、国鉄の戦後三大ミステリーとも呼ばれる。
この年、母は11歳でした。


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Sat.
08/30/2008
川にひととき水とたはむる
帰国せし幼児(をさなご)は日々日本語に馴染むらしわれの言ふも聞き分く
二年ぶり帰国せし児(こ)と山あひの川に一時(ひととき)水とたはむる
この年の6月に、私達一家はドイツから日本に戻りました。
帰国後に私が二人の子供達を連れて実家を訪れたのは、
7月に1週間ほどと、あとは8月のお盆の頃に1週間ほどだったかと思います。
私が母と最後に会ったのは、そのお盆の時でした。
一句目の「幼児」というのは、私の上の子です。あと2ヶ月で4歳になるという頃でした。
二句目は、母が亡くなってから「毎日歌壇(毎日新聞)」に掲載された句だったように記憶しています。
母59歳の、最後の夏でした。


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Fri.
08/29/2008
河鹿鳴く声は
Wed.
08/27/2008
ゴム風船の顔笑ひをり
Tue.
08/26/2008
目的もなけれど
Sun.
08/24/2008
登る穂は
落つる汗袖に拭(ぬぐ)ひて草引けば額に涼しき一陣の風

稲の穂の茂るばかりと見ゆれども根方太りて穂を育(はぐく)める
登る穂は日に日に見えて梅雨明けの続く日差しに稲田かがやく

稲の写真は季節の花300さんのサイトからお借りしています。
母が59歳の時の作品です。
最後の句に、「梅雨明けの日差し」とあります。
今は8月の下旬。もっと早い時期に掲載すればよかったです。
歌集「花咲く道」には、昭和45(1970)年から平成9(1997)年の27年間に渡る母の短歌作品を、時系列に収めてあります。私はいつも、歌集全体を眺めては、各年の作品から今の時期に合わせて歌を選んでいるつもりなのですが、どうしても見落としが出てきて、こんな風に時期を逸して掲載することになってしまいます。
今年2月に始めたこのブログ、約一年をかけ季節が一巡りする間に、ほぼ全ての作品を掲載できるかな、と思っています。これまでにほぼ半数を掲載できたあたりでしょうか。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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Sat.
08/23/2008










